Our two-year Masters program combines credits earned from courses and a graduation thesis. We admit about 20 students to the Masters program each year. Our graduates go on to a wide variety of careers in the private and public sectors as well as to PhD courses.
While the Masters theses can be written in English, and some lectures and seminars are in English or bilingual, the Masters course requires the ability to understand and communicate in Japanese. That is why the details below are in Japanese only.
The PhD program, on the other hand, can be undertaken without knowledge of Japanese, so please check out the details of the PhD program here.
基幹講義群・実践科目群・演習
本専攻は基幹講義群・実践科目群・演習(ゼミ)から成るカリキュラムを提供しています。
基幹講義群では、文化、越境、平和、メディア、環境を5つの重点領域として、地球規模の諸課題に理論面から取り組みます。実践科目群では、それらの課題の解決に向けた現実的なアプローチ、およびメディア技術等を学びます。演習は、教員の講義を軸とする科目群とは異なり、教員の指導のもと履修者が発表・コメント・討議を積み重ねていく共同トレーニングの場です。
院生は、これらの授業科目を有機的に組み合わせて各自の研究関心にふさわしい授業を履修することが出来ます。
同じゼミに所属していても、研究テーマが近いとはかぎりません。ですから、予備知識は少なくとも発表者から学ぼうとするゼミ仲間に対し、いかに自分の研究内容をうまく説明し、問題意識の共有可能性を論理的に語るかが大切になります。演習とは、このような論理的提示・共感的批判の場であり、履修者の積極的参加が不可欠な相互学習の場であると心得てください。
三菱総合研究所でのインターンシップ
本専攻は、日本有数の民間シンクタンク(株)三菱総合研究所でインターンシップを実施しています。参加できるのは本専攻所属の院生だけです。三菱総合研究所の実際の調査・研究業務、コンサルティング業務に参画することにより、ダイナミックな経済活動の中での社会問題の捉え方、解決方策を導き出すシナリオ作り等、生の現場での調査・研究の進め方を身に付けることができます。参加希望の院生は、実践科目群の「インターンシップⅠ」「インターンシップⅡ」を履修登録してください。研究テーマの擦り合わせ、応募者の研究計画書に基づく選考、成果報告会等のステップを踏むことで、実質的な効果をあげられるよう工夫しています。実施成果には評価が下され、合格の場合は成績と単位が認定されます。その他、国際交流基金等のインターンシップも一定条件のもとに単位化が可能ですので、希望者は夏学期履修時に専攻助手に相談下さい。
独立研究を単位化するリサーチ演習
本専攻の院生は、休学せずに一定期間大学を離れ、フィールドワークや文書館等での資料調査等の独立的研究を進めることができます。希望する院生は、「リサーチ演習Ⅰ」「リサーチ演習Ⅱ」を履修登録し、研究計画について指導教員の指導を受けます。実施成果には評価が下され、合格の場合は成績と単位が認定されます。
成果公開を支援するプロジェクト演習
本専攻では、教員の指導のもと、在籍院生が教育目的に合致したワークショップやセミナーを企画運営し、国際会議等で研究発表を行うことを履修面で応援しています。このような実践的経験に意欲ある院生は、「プロジェクト演習」を4月に履修登録してください。実施成果には評価が下され、合格の場合は成績と単位が認定されます。
修士論文の作成
修士院生は、修士論文提出年度9月の「修士論文中間発表会」で、論文計画の進行状況について教員や院生と質疑応答を行う必要があります(主ゼミの単位取得要件)。中間発表会は本専攻内では公開です。修士1年生も出席し、計画の立て方、効果的なプレゼンテーション、質疑応答の進め方等を体験的に学習します。
修士論文提出は1月中旬、修士課程最終試験は2月初旬です。最終試験も公開ですが、試験ですので発言は教員に限られます。他の院生はオブザーバーとして参加し、修士論文の評価のされ方、最終試験での質疑応答等を学んでください。
博士課程への進学を希望する修了予定者には、この最終試験が博士課程入学試験の第一次試験の一部になります。修士論文は博士論文への萌芽を示すものであり、その評価は博士課程入学試験の審査項目のひとつであるからです。